次の文により、 2 、 3 の問いに答えよ。 80 歳の男性。間質性肺疾患の急性増悪で入院中。酸素化が不良で気管切開による 人工呼吸管理を受けている。肺炎は認めないが血圧変動が大きい。 その後、人工呼吸器を離脱して気管切開孔を閉鎖したが、右肺に気胸を生じ、経 鼻酸素療法中である。胸部エックス線写真(別冊No. 1)を別に示す。 この時期の理学療法で最も適切なのはどれか。
厚生労働省の発表により、この問題は採点対象から除外されています(得点計算に含まれません)。
解説を読む(Network-Primer独自解説)
本問は採点除外となった問題です。採点除外は全員に得点が与えられるのではなく、その問題自体が採点対象から外れ、満点(分母)が減る扱いです(第60回理学療法士は採点除外3問のうち2問が実地問題であるため、満点280点→273点、実地120点→114点となりました)。気胸を合併して経鼻酸素療法中という時期に、安静度・胸郭拡張手技・運動強度・吸気筋トレーニング・人工呼吸器離脱指標のどれが許容されるかが問われましたが、設問・選択肢の記載が不明確で一意の正解を定められないと判断されました。以下は学習用に各肢の考え方を整理したものです。
- ×1. 酸素療法中でも一律の床上安静は廃用を進める。気胸の程度に応じ離床を進めるのが原則。
- ×2. 気胸側の胸郭を広げる手技は空気漏れを助長しうるため、原則として行わない。
- ×3. 修正Borgスケール9は「非常に強い」に相当し、呼吸不全のある本例には過大な負荷。
- ×4. 吸気筋トレーニングは吸気圧負荷をかけるため、気胸が残る時期には原則として避ける。
- ×5. f/TV(rapid shallow breathing index)は高値ほど離脱困難を示す指標で、筋力増強の適応根拠にはならない。
厚生労働省の公式PDFで見る(AM 問3)→