第60回 理学療法士国家試験 午後 問19

実地(3点)脊髄損傷2025年2月実施

62歳の男性。転倒し前額部を強打し、脊髄損傷と診断された。受傷後3日目の key muscle の MMT は両側三角筋4、肘屈筋5、肘伸筋2、手関節背屈筋3、中指末節屈筋0、小指外転筋0、下肢筋0。両側乳頭部以下の触覚と痛覚は脱失。肛門の随意収縮と感覚は保たれていた。この患者の ASIA 機能障害尺度[ASIA Impairment Scale〈AIS〉]はどれか。

  1. 1A
  2. 2B
  3. 3C
  4. 4D
  5. 5E

正答2

厚生労働省の公式PDFで問題を見る(第60回 PT 午後 問19)→

解説(Network-Primer独自)

肘屈筋5・手関節背屈筋3から運動レベルはC6、乳頭部(T4)以下の感覚脱失から感覚レベルはT3で、神経学的損傷レベル(NLI)は両者のうち頭側であるC6となる。S4-5の感覚が残るため不全損傷であり、公式正答はB(感覚不全)である。ただしISNCSCIでは随意肛門収縮が保たれていれば「運動不全」=C以上と判定するため、本問は国際基準を厳密に適用するとCとなり、解答が分かれた問題である。公式正答はBのままで、複数正答や採点除外にはなっていない。

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この問題の用語:痛覚

出典:「第60回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(厚生労働省ホームページ)を加工して作成。

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で無償公開しています。

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)

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