第60回 理学療法士国家試験 午前 問15

実地(3点)脊髄損傷2025年2月実施

64歳の男性。バイク走行中に転倒し、救命救急センターへ搬入された。救急外来到着時の頸椎単純 CT(別冊No.2)を別に示す。頸椎脱臼骨折と診断され、同日手術が施行された。術後、四肢麻痺と肛門周囲の感覚脱失を認め、Zancolli の四肢麻痺上肢機能分類 C6B1完全麻痺の頸髄損傷と診断された。目標として設定する動作で最も適切なのはどれか。

  1. 1起き上がり動作
  2. 2屋内平地での車椅子駆動
  3. 3電動車椅子を用いた移動
  4. 4側方アプローチの移乗動作
  5. 5床から車椅子への移乗動作

正答1

厚生労働省の公式PDFで問題を見る(第60回 PT 午前 問15)→

解説(Network-Primer独自)

C6B1は長・短橈側手根伸筋が十分な筋力(MMT3+以上)をもち手関節背屈が強力に行える段階である(円回内筋はまだ働かない)。テノデーシスアクションが実用的となり、到達目標は条件付きでの寝返り・起き上がりや前方アプローチでの移乗が中心となる。したがって起き上がり動作の獲得が最も適切な目標である。

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この問題の用語:寝返り筋力

出典:「第60回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(厚生労働省ホームページ)を加工して作成。

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で無償公開しています。

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)

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