精神医学|第61回 作業療法士国家試験(31問)

第61回作業療法士国家試験の精神医学分野(全31問)です。正答とNetwork-Primer独自解説(正答の理由・各選択肢の○×)を載せています。各問の問番号から、その問題だけのページ(設問文・選択肢つき)に移動できます。200問を通しで解きたいときは第61回 OT 全問ページ(演習モード・自己採点つき)へ。

概要

項目数値
出題数31問
実地問題10問(30点)
一般・共通問題21問(21点)
推定配点51点

正答一覧

問番号から、その問題だけのページ(設問文・選択肢・正答・解説)に移動します。

時間帯区分何を問うた設問か正答
問14午前実地うつ症状を評価する尺度の選択4
問17午前実地統合失調症の就労準備プログラム4
問19午前実地認知症患者の作業療法導入の配慮2・3
問20午前実地うつ病者の就労準備で優先する事1
問41午前専門一般うつ病でみられる妄想の種類4
問43午前専門一般BPSDに該当する症状の選択3
問44午前専門一般服薬アドヒアランスを下げる要因2
問45午前専門一般うつ病急性期の治療上の対応1
問46午前専門一般PTSDへの作業療法の進め方4
問47午前専門一般成人ADHD患者への支援の要点1
問78午前共通精神療法における転移の理解3
問81午前共通絶対臥褥を用いる精神療法5
問95午前共通頻度が最も高い認知症の型1
問96午前共通変換症の経過と予後の特徴4
問100午前共通睡眠薬中止希望への対応2・5
問13午後実地うつ病患者の作業療法導入時対応5
問14午後実地対人場面の不安症状から診断推定2
問15午後実地統合失調症の認知機能評価の選択2
問16午後実地被害的訴えへの作業療法士の対応3
問17午後実地強迫症患者にみられる特徴2
問19午後実地Lewy小体型認知症の生活指導3
問40午後専門一般SCITが焦点を当てる機能領域2
問41午後専門一般身体症状症患者の診療場面の特徴5
問42午後専門一般境界性パーソナリティ症の危険管理5
問44午後専門一般せん妄と認知症を鑑別する所見4
問45午後専門一般回復期前期のうつ病の作業療法2
問79午後共通昇華を示す防衛機制の判別3
問80午後共通うつ病でみられる妄想の種類3
問96午後共通アルコール依存症の臨床像1
問99午後共通ACTの支援内容の特徴3・4
問100午後共通不安階層表を用いる治療法2

解説

午前 問14(実地・正答 4) この問題のページ →

抑うつ気分・意欲低下・体重減少・自殺念慮=うつ病。うつ症状の評価にはSDS(自己評価式抑うつ性尺度)が適切。

  • 1:LASMIは精神障害者の社会生活評価尺度。
  • 2:NPIは認知症のBPSD評価。
  • 3:PANSSは統合失調症の陽性陰性症状評価。
  • 4:SDS(Zung自己評価式抑うつ性尺度)はうつ症状の評価に適切。
  • 5:SF-36は健康関連QOL尺度。

午前 問17(実地・正答 4) この問題のページ →

統合失調症で対人コミュニケーションの問題(質問できない・一方的に話す)がある。就労準備としてSST(社会生活技能訓練)で対人スキルを練習するのが適切。

  • 1:ACTは重度精神障害者への包括的地域支援で、デイケアの就労準備プログラムとしては該当しない。
  • 2:IPSは援助付き雇用(まず就職)で、対人技能の準備段階では時期尚早。
  • 3:NEARは認知機能改善療法で、本症例の主課題(対人技能)とは異なる。
  • 4:SSTで対人コミュニケーション技能を具体的に練習するのが適切。
  • 5:TEACCHは自閉スペクトラム症向けの構造化プログラム。

午前 問19(実地・正答 2・3) この問題のページ →

認知症(HDS-R 17点)+抑うつの回復期。休憩の時間管理を作業療法士が行い(2)、本人が慣れ親しんだパッチワーク(3)を実施することで、安心して取り組める。

  • 1:全工程をまとめて説明すると認知症では理解困難。工程を分けて示す。
  • 2:休憩の時間管理を作業療法士が行い、疲労・負担を調整する。
  • 3:以前熱心だったパッチワークは馴染みがあり、意欲を引き出せる。
  • 4:複数の作業療法士が交替すると認知症では混乱する。担当は一定に。
  • 5:メンバーとの交流を制限する必要はなく、適度な交流は有益。

午前 問20(実地・正答 1) この問題のページ →

ハラスメントでうつ状態→退院後の就労準備。対人関係良好・作業能力高いが就労に強い不安がある。まず再発防止プラン(ストレス対処・セルフモニタリング)の作成を優先し、再休職を防ぐ。

  • 1:再発防止プランの作成で、ストレス対処法や早期対応を整理する。
  • 2:対人関係は良好でSSTの優先度は低い。
  • 3:就労移行支援事業所への紹介は段階的に検討。まず再発防止が先。
  • 4:認知機能に問題の記載はなく認知リハは不要。
  • 5:作業能力は高く単純軽作業の優先度は低い。

午前 問41(専門一般・正答 4) この問題のページ →

うつ病の微小妄想(罪業妄想)=「自分は生きているだけで迷惑をかけている」。自己を過小評価する。

  • 1:「機械を発明した」は誇大妄想(躁病・統合失調症)。
  • 2:「貴族の末裔」は血統妄想(誇大妄想)。
  • 3:「見張られている」は注察妄想(統合失調症)。
  • 4:「生きているだけで迷惑」は罪業妄想(うつ病の微小妄想)。
  • 5:「嫌がらせを受ける」は被害妄想(統合失調症)。

午前 問43(専門一般・正答 3) この問題のページ →

BPSD(認知症の行動・心理症状)に該当するのは抑うつ。失行・失認・記憶障害・見当識障害は中核症状。

  • 1:失行は中核症状(認知機能障害)。
  • 2:失認は中核症状。
  • 3:抑うつはBPSD(心理症状)。
  • 4:記憶障害は中核症状。
  • 5:見当識障害は中核症状。

午前 問44(専門一般・正答 2) この問題のページ →

1日の服薬回数を増やすと飲み忘れが増え、服薬アドヒアランスが低下する。

  • 1:内服薬の種類を減らすとアドヒアランスは向上する。
  • 2:服薬回数を増やすと飲み忘れが増えアドヒアランスが低下する。
  • 3:治療目標を患者と共有するとアドヒアランスは向上する。
  • 4:副作用に対応するとアドヒアランスは向上する。
  • 5:デポ剤(持効性注射)はむしろアドヒアランスを向上させる。

午前 問45(専門一般・正答 1) この問題のページ →

うつ病急性期の治療では、疾病や治療についての心理教育を行い、休養の重要性等を伝える。

  • 1:心理教育(疾病理解・休養の必要性の説明)は急性期治療で重要。
  • 2:自殺念慮は避けずに率直に確認し、安全を確保する。
  • 3:急性期の積極的なレクリエーション参加は負担が大きく不適。
  • 4:急性期には重要な決断(退職等)を先延ばしにさせる。
  • 5:症状改善後も抗うつ薬は再発予防のため一定期間継続する(直ちに中止は禁忌)。

午前 問46(専門一般・正答 4) この問題のページ →

PTSDに対しては、心的外傷体験に対する一般的な心理反応(正常反応であること)を説明し、心理教育を行うことが適切。

  • 1:認知行動療法(持続エクスポージャー等)はPTSDに有効。
  • 2:外傷体験直後に詳しく聞き取る(デブリーフィング)はむしろ有害とされる。
  • 3:安全な場での体験の共有は治療的でありうる(一律回避しない)。
  • 4:心的外傷体験への一般的心理反応を説明する心理教育が適切。
  • 5:心理的応急処置(PFA)は動揺のある早期にこそ行う(収まってからでは遅い)。

午前 問47(専門一般・正答 1) この問題のページ →

ADHDはうつ病・不安症等の精神疾患の併存が多く、その併存に注意する必要がある。

  • 1:ADHDはうつ病等の併存が多く、注意が必要。
  • 2:ADHDの薬物療法は成人にも行われる(20歳未満に限らない)。
  • 3:作業中の無関係な雑談は注意をそらすため避ける。
  • 4:予定の優先順位を明確にする支援が有効(こだわらないは不適)。
  • 5:スマホのスケジュール管理はむしろ有用な代償手段で禁止しない。

午前 問78(共通・正答 3) この問題のページ →

心理治療の目的は陽性転移の出現そのものではない。転移は治療の中で生じる現象を分析・解釈する対象であり、陽性転移の出現を目的とするのは誤り。

  • 1:(正しい):転移は治療者側の逆転移を誘発しうる。
  • 2:(正しい):転移は行動化(acting out)の原因となりうる。
  • 3:(誤り):心理治療の目的は陽性転移を出現させることではない。転移は分析・解釈の対象。
  • 4:(正しい):転移の解釈は患者の無意識的葛藤の解消手段となる。
  • 5:(正しい):患者が好意を治療者に向けるのは陽性転移。

午前 問81(共通・正答 5) この問題のページ →

絶対臥褥(第1期に個室で終日臥床)を用いるのは森田療法。神経症治療で「あるがまま」を体得させる。

  • 1:系統的脱感作法は不安階層に沿った暴露法。
  • 2:支持的精神療法は傾聴・共感が主。
  • 3:精神分析療法は自由連想・解釈が主。
  • 4:認知行動療法は認知の歪みの修正。
  • 5:森田療法は第1期に絶対臥褥を用いる。

午前 問95(共通・正答 1) この問題のページ →

認知症で最も頻度が高いのはAlzheimer型認知症(全体の約6-7割)。

  • 1:Alzheimer型認知症が最も頻度が高い。
  • 2:Lewy小体型は3番目程度。
  • 3:血管性認知症は2番目に多い。
  • 4:正常圧水頭症は治療可能な認知症だが頻度は低い。
  • 5:前頭側頭型認知症は比較的まれ。

午前 問96(共通・正答 4) この問題のページ →

機能性神経学的症状症(変換症/転換性障害)では、患者が診断を受け入れると予後が良好とされる。

  • 1:精神療法(認知行動療法等)は有効。
  • 2:20歳以降でも発症する(稀ではない)。
  • 3:経過が短い(急性発症)ほど予後は良好(長期化で予後不良)。
  • 4:患者が診断を受け入れていると予後が良い。
  • 5:パーソナリティ症の合併は予後不良因子(良好ではない)。

午前 問100(共通・正答 2・5) この問題のページ →

ベンゾジアゼピン中止希望には、まず心配な副作用を傾聴し(2)、主治医への相談を橋渡しする(5)。自己判断の中止・減量は離脱症状のリスクがあり不適。

  • 1:頓用への変更を独断で勧めるのは不適(主治医の判断が必要)。
  • 2:どのような副作用が心配か傾聴し、不安を把握する。
  • 3:「我慢してください」は患者の訴えを否定し不適。
  • 4:ベンゾジアゼピンの急な中止は離脱症状(不安・けいれん等)を招き危険。
  • 5:主治医への相談を橋渡しする支援は適切。

午後 問13(実地・正答 5) この問題のページ →

うつ病の回復期初期で意欲低下がある。負担の少ない入院生活チェックリスト(自己記入式の簡単な課題)の記入を促すことで、本人のペースで生活状況を把握しつつ作業療法へ導入する。

  • 1:身体機能評価は本症例の主課題(うつ・意欲低下)ではない。
  • 2:作業療法処方が出ており導入を中止する必要はない。
  • 3:パラレルな場での導入も一案だが、まず負担の少ない自己記入課題が適切。
  • 4:うつ病では重要な決断(退職相談)を回復まで先送りする。
  • 5:入院生活チェックリストの記入という負担の少ない課題で導入する。

午後 問14(実地・正答 2) この問題のページ →

人前・他者の視線がある状況(発表、知人が乗るバス)で動悸・発汗・振戦が生じ、知人がいなければ症状がない=社交不安症(社交場面に限局した不安)。

  • 1:強迫症は強迫観念・強迫行為が主。
  • 2:他者の注視・評価場面に限局した不安と自律神経症状=社交不安症。
  • 3:パニック症は状況に関係ない突然のパニック発作。
  • 4:解離性同一症は同一性の解離。
  • 5:演技性パーソナリティ症は過度な注目希求。

午後 問15(実地・正答 2) この問題のページ →

統合失調症で作業のケアレスミスが多く「途中から理解できなくなる」=認知機能障害。統合失調症の認知機能を評価するBACS(統合失調症認知機能簡易評価尺度)が適切。

  • 1:RASは自記式の症状評価等でこの認知評価には不適。
  • 2:BACSは統合失調症の認知機能(記憶・注意・遂行等)を評価する。
  • 3:意志質問紙は動機づけ(意志)の評価。
  • 4:VPI職業興味検査は職業興味の評価。
  • 5:役割チェックリストは生活役割の評価。

午後 問16(実地・正答 3) この問題のページ →

被注察感(見られている感じ)を訴えつつも作業は継続可能な状態。妄想に深入りせず、作業活動に注意を向けるよう声をかけることで、症状にとらわれず活動を続けられるよう支援する。

  • 1:活動種目の変更は根本対応にならない。
  • 2:作業療法を中止すると回復の機会を失う。無為状態の改善には活動継続が有益。
  • 3:妄想に深入りせず、作業活動に集中するよう声をかけ、症状から注意をそらす。
  • 4:訴えを詳細に聴くことは妄想を強化する恐れがあり、この場面では作業への集中を促す方が適切。
  • 5:妄想を「勘違い」と否定・指摘するのは不適(信頼関係を損なう)。

午後 問17(実地・正答 2) この問題のページ →

手洗いの反復・ゴミ箱の点検(強迫行為)を「ばかげている」と感じつつやめられない=強迫症。不合理さの自覚(自我違和感)が特徴。

  • 1:視線恐怖は社交不安症の症状。
  • 2:強迫症では強迫行為の不合理さを自覚している(自我違和的)。
  • 3:フラッシュバックはPTSDの再体験症状。
  • 4:孤立無援への恐れは分離不安等。
  • 5:死への恐れはパニック症の発作時症状。

午後 問19(実地・正答 3) この問題のページ →

物忘れ+レム睡眠行動異常(睡眠中の大声・体動)+パーキンソニズム+幻視=レビー小体型認知症。転倒しやすいため立ち上がり時のふらつきに注意する指導が適切。

  • 1:運動を控えると廃用を招く。適度な運動は推奨される。
  • 2:新奇な趣味より慣れ親しんだ活動が適する。
  • 3:レビー小体型認知症はパーキンソニズム・起立性低血圧で転倒しやすく、立ち上がり時のふらつきに注意する。
  • 4:見当識への働きかけは有用で、気にしないよう促すのは不適。
  • 5:幻視の相手を何度も話し合うのは不安を強める。

午後 問40(専門一般・正答 2) この問題のページ →

SCIT(社会認知およびコミュニケーション訓練)は、統合失調症等の社会認知(表情認知・心の理論・帰属バイアス等)に焦点を当てた介入。

  • 1:運動機能は対象ではない。
  • 2:SCITは社会認知(感情認知・対人推論等)に焦点を当てる。
  • 3:言語流暢性は対象ではない。
  • 4:機能的キャパシティは日常機能評価の概念。
  • 5:ワーキングメモリー単独ではなく社会認知全般が対象。

午後 問41(専門一般・正答 5) この問題のページ →

身体症状症の患者は、症状の背景にある心理的要因について話し合うことに抵抗を示す(身体的原因にこだわる)のが特徴。

  • 1:むしろ医学的検索を繰り返し求めることが多い(拒否は非典型)。
  • 2:奇異な症状ではなく、実在しうる身体症状を訴える。
  • 3:意図的な虚偽(詐病・作為症)とは異なり、症状は本人にとって現実。
  • 4:身体症状に強い苦痛・とらわれがある(苦痛がないは誤り)。
  • 5:心理的要因を話し合うことに抵抗を示す。

午後 問42(専門一般・正答 5) この問題のページ →

境界性パーソナリティ症のリスク管理では、自傷・自殺企図・衝動的逸脱等の行動化の履歴を優先的に把握し、安全確保に努める。

  • 1:ADLは通常保たれ、リスク管理の優先情報ではない。
  • 2:作業遂行能力もリスク管理の最優先ではない。
  • 3:対人関係は重要だが、リスク管理では行動化履歴が最優先。
  • 4:主訴の背景も重要だが、安全に直結する行動化履歴が優先。
  • 5:行動化(自傷・自殺企図等)の履歴を優先的に収集しリスク管理する。

午後 問44(専門一般・正答 4) この問題のページ →

せん妄と認知症を見分ける最も有効な所見は意識障害(意識混濁・変動)。せん妄は意識障害を伴い、認知症は通常意識清明。

  • 1:幻覚は両者でみられうる。
  • 2:不安は特異的所見ではない。
  • 3:易怒性も両者でみられる。
  • 4:意識障害(意識レベルの変動)はせん妄に特徴的で認知症との鑑別点。
  • 5:見当識障害は両者でみられる。

午後 問45(専門一般・正答 2) この問題のページ →

うつ病回復期前期は、まだ易疲労性が残るため、こまめに休憩をとるよう促し、活動と休息のバランスを保ちながら段階的に活動量を増やす。

  • 1:「元気を出せ」と励ますのはうつ病では負担・自責を強める。
  • 2:こまめに休憩をとるよう促し、無理のない活動を支援する。
  • 3:退院後の生活を考えるのは回復期後期。前期には負担。
  • 4:積極的な対人交流は前期には負担が大きい。
  • 5:経験のある作業種目は有用だが、回復期前期はまず休息と負担軽減が優先。

午後 問79(共通・正答 3) この問題のページ →

社会的に受け入れられない欲求(性欲)を、価値ある活動(スポーツ)に振り向けるのは昇華(sublimation)。

  • 1:置き換えは対象を別のものに向け替える(八つ当たり等)。
  • 2:合理化はもっともらしい理由づけで正当化する。
  • 3:昇華は社会的に許容される形に欲求を振り向ける成熟した防衛機制。
  • 4:退行は未熟な発達段階に戻る。
  • 5:反動形成は本心と逆の態度をとる。

午後 問80(共通・正答 3) この問題のページ →

「不治の病で助からない」と身体的健康を過度に悲観する妄想は心気妄想。うつ病の微小妄想(心気・貧困・罪業)の一つ。

  • 1:血統妄想は高貴な家系の出という誇大妄想。
  • 2:誇大妄想は自己を過大評価する妄想。
  • 3:心気妄想は重病・不治の病にかかっているという妄想。うつ病に多い。
  • 4:迫害妄想は他者から害を加えられるという妄想。
  • 5:被毒妄想は毒を盛られるという妄想。

午後 問96(共通・正答 1) この問題のページ →

アルコール依存症では抑うつ(うつ病)が高頻度に併存する(自己治療的飲酒や神経毒性による)。

  • 1:抑うつの併存が多い。
  • 2:依存が進むと飲酒行動は画一化・単調化する(多様性は失われる)。
  • 3:振戦せん妄では見当識障害・意識障害を伴う(保たれない)。
  • 4:進行すると耐性が生じ、以前より多い量が必要になる(少ない量ではない)。
  • 5:離脱の早期症候群は飲酒中止後6-24時間程度でみられる(72時間は振戦せん妄の時期)。

午後 問99(共通・正答 3・4) この問題のページ →

ACT(包括型地域生活支援)はチームによるケアマネジメントを行い、必要に応じ短時間でも頻回に訪問する。重度精神障害者が対象。

  • 1:ACTは24時間365日対応で日中限定ではない。
  • 2:ACTは重度・慢性の精神障害者が対象(軽度ではない)。
  • 3:多職種チームによるケアマネジメントを行う。
  • 4:短時間でも頻回に訪問する(アウトリーチ)。
  • 5:スタッフ1人当たりの受持は10人程度に抑える(25人は多すぎる、低スタッフ比が特徴)。

午後 問100(共通・正答 2) この問題のページ →

系統的脱感作法では、不安階層表(不安の強さを段階的に並べたリスト)を作成し、弱い不安から順に拮抗条件づけ(リラクゼーション)を行う。

  • 1:家族療法は家族システムへの介入で不安階層表は用いない。
  • 2:系統的脱感作法は不安階層表を作成する。
  • 3:行動活性化技法はうつ病への活動賦活で不安階層表は用いない。
  • 4:内観療法は自己洞察を深める技法。
  • 5:森田療法は絶対臥褥・あるがままを用い不安階層表は使わない。

関連ページ


出典:「第61回作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成。科目分類・要旨・解説はNetwork-Primerが独自に作成したものです。

第61回 OTダッシュボードに戻る

出典:「第58回〜第61回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(第61回の公表ページ)を加工して作成

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で提供しており、営利目的での利用を意図するものではありません。

最終更新:2026-09-10

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)。PT・OT共通問題(問51〜100)の解説を監修しています。作業療法士専門分野の解説は当社が独自に作成したもので、作業療法士による監修は受けていません。

本コンテンツは、職員の受験支援用に作成し、実際に社内で使っている教材を公開しています。

国家試験リベンジ採用

落ちた年を、「空白の1年」にしない。

内定が取り消しになっても、同期が先に働き始めても——ここでは正社員として現場に立ちながら、翌年の合格を目指せます。

不合格の春に入社し、翌年合格した先輩がいます。先輩メンターと、この無料教材のすべてがあなたのものです。