第60回 傾向分析(理学療法士)

第60回理学療法士国家試験(2025年2月実施・全200問)の出題傾向です。200問すべてを1問ずつ読み、当社の分類ルール第2版で19科目のいずれか1つに分類しました。1問を複数の科目に数えていないので、科目の問数を足すと200問になります。

基本データ

項目
合格率89.6%
合格基準(総得点)164/273点
実地問題基準40/114点
採点除外3問(午前問3、午前問20、午後問98)
複数正答4問(午前問17、午後問31、午後問46、午後問53)

採点除外はその問題自体が採点対象から外れる扱いで、全員に点が入るのではなく満点が減ります。複数正答は示されたどの選択肢を選んでも正解になり、こちらは採点対象に残ります。

出題区分の内訳

実地(3点)40問
専門一般(1点)60問
共通一般(1点)100問

実地問題は1問3点。40問×3点=120点分で、総得点(273点)の約4割を占めます。実地の基準点(40/114点)を下回ると、総得点に関わらず不合格です。

正答番号の分布

選択肢1〜5がそれぞれ何回正答になったかです(採点除外と、組合せの複数正答を除く)。「2つ選べ」の問題は選ばれた2つをそれぞれ1回と数えています。

正答147問
正答249問
正答350問
正答443問
正答535問

最も多い正答3が50回、最も少ない正答5が35回。偏りはあるものの、迷ったときに特定の番号を選ぶ根拠になるほどの差ではありません。消去法と知識で解く前提の作問です。

科目別の出題数

全200問を1問1科目で分類(採点除外の問題も、設問の内容にもとづいて分類に含めています)。

評価・ADL25問
生理学25問
解剖学21問
神経筋疾患17問
運動学17問
制度・社会15問
整形外科10問
精神医学10問
内部障害9問
発達・小児9問
循環器8問
呼吸器7問
病理学7問
義肢装具5問
老年期5問
脳血管障害5問
脊髄損傷3問
研究法・統計2問
科目出題数うち実地推定配点
評価・ADL25問9問43点
生理学25問1問27点
神経筋疾患17問4問25点
運動学17問4問25点
解剖学21問0問21点
呼吸器7問5問17点
制度・社会15問0問15点
整形外科10問2問14点
循環器8問3問14点
内部障害9問2問13点
義肢装具5問4問13点
発達・小児9問1問11点
精神医学10問0問10点
病理学7問0問7点
老年期5問1問7点
脳血管障害5問1問7点
脊髄損傷3問2問7点
研究法・統計2問1問4点

問数の順位と配点の順位は一致しません。実地問題を多く含む科目は、同じ問数でも配点が重くなります。第60回で配点が最も大きかったのは「評価・ADL」で、25問・推定43点(うち実地9問)でした。

実地問題(1問3点)の科目分布

評価・ADL9問
生理学1問
神経筋疾患4問
運動学4問
整形外科2問
内部障害2問
発達・小児1問
循環器3問
呼吸器5問
義肢装具4問
老年期1問
脳血管障害1問
脊髄損傷2問
研究法・統計1問

実地40問のうち、上位3科目「評価・ADL」「生理学」「神経筋疾患」で14問(35%)を占めました。

難所(採点除外・複数正答)が起きた区分

実地3問
専門一般2問
共通2問

第60回の難所は計7問で、最も多かったのは実地(3問)でした。4年分をまとめた傾向は 第58〜61回 難所分析 にあります。

関連ページ


出典:「第60回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成。科目分類と推定配点はNetwork-Primerが独自に行ったものです。

出典:「第58回〜第61回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(第61回の公表ページ)を加工して作成

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で提供しており、営利目的での利用を意図するものではありません。

最終更新:2026-07-29

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)

本コンテンツは、職員の受験支援用に作成し、実際に社内で使っている教材を公開しています。

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