第61回 傾向分析(理学療法士)

第61回理学療法士国家試験(2026年2月実施・全200問)の出題傾向です。200問すべてを1問ずつ読み、当社の分類ルール第2版で19科目のいずれか1つに分類しました。1問を複数の科目に数えていないので、科目の問数を足すと200問になります。

基本データ

項目
合格率89.7%
合格基準(総得点)167/277点
実地問題基準41/117点
採点除外1問(午前問20)
複数正答7問(午前問42、午前問60、午前問98、午後問30、午後問57、午後問68、午後問75)

採点除外はその問題自体が採点対象から外れる扱いで、全員に点が入るのではなく満点が減ります。複数正答は示されたどの選択肢を選んでも正解になり、こちらは採点対象に残ります。

出題区分の内訳

実地(3点)40問
専門一般(1点)60問
共通一般(1点)100問

実地問題は1問3点。40問×3点=120点分で、総得点(277点)の約4割を占めます。実地の基準点(41/117点)を下回ると、総得点に関わらず不合格です。

正答番号の分布

選択肢1〜5がそれぞれ何回正答になったかです(採点除外と、組合せの複数正答を除く)。「2つ選べ」の問題は選ばれた2つをそれぞれ1回と数えています。

正答139問
正答244問
正答348問
正答443問
正答555問

最も多い正答5が55回、最も少ない正答1が39回。偏りはあるものの、迷ったときに特定の番号を選ぶ根拠になるほどの差ではありません。消去法と知識で解く前提の作問です。

科目別の出題数

全200問を1問1科目で分類(採点除外の問題も、設問の内容にもとづいて分類に含めています)。

評価・ADL27問
生理学25問
解剖学22問
運動学16問
神経筋疾患12問
内部障害12問
制度・社会11問
精神医学10問
整形外科9問
病理学9問
義肢装具8問
循環器7問
発達・小児7問
脳血管障害6問
呼吸器6問
老年期6問
脊髄損傷4問
研究法・統計3問
科目出題数うち実地推定配点
評価・ADL27問11問49点
生理学25問0問25点
解剖学22問0問22点
神経筋疾患12問4問20点
運動学16問0問16点
内部障害12問2問16点
脳血管障害6問5問16点
義肢装具8問3問14点
制度・社会11問1問13点
整形外科9問2問13点
循環器7問3問13点
発達・小児7問3問13点
呼吸器6問3問12点
精神医学10問0問10点
病理学9問0問9点
老年期6問1問8点
脊髄損傷4問2問8点
研究法・統計3問0問3点

問数の順位と配点の順位は一致しません。実地問題を多く含む科目は、同じ問数でも配点が重くなります。第61回で配点が最も大きかったのは「評価・ADL」で、27問・推定49点(うち実地11問)でした。

実地問題(1問3点)の科目分布

評価・ADL11問
神経筋疾患4問
内部障害2問
制度・社会1問
整形外科2問
義肢装具3問
循環器3問
発達・小児3問
脳血管障害5問
呼吸器3問
老年期1問
脊髄損傷2問

実地40問のうち、上位3科目「評価・ADL」「神経筋疾患」「内部障害」で17問(42%)を占めました。

難所(採点除外・複数正答)が起きた区分

実地1問
専門一般2問
共通5問

第61回の難所は計8問で、最も多かったのは共通(5問)でした。4年分をまとめた傾向は 第58〜61回 難所分析 にあります。

関連ページ


出典:「第61回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成。科目分類と推定配点はNetwork-Primerが独自に行ったものです。

出典:「第58回〜第61回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(第61回の公表ページ)を加工して作成

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で提供しており、営利目的での利用を意図するものではありません。

最終更新:2026-09-10

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)

本コンテンツは、職員の受験支援用に作成し、実際に社内で使っている教材を公開しています。

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