第58回 傾向分析(理学療法士)

第58回理学療法士国家試験(2023年2月実施・全200問)の出題傾向です。200問すべてを1問ずつ読み、当社の分類ルール第2版で19科目のいずれか1つに分類しました。1問を複数の科目に数えていないので、科目の問数を足すと200問になります。

基本データ

項目
合格率87.4%
合格基準(総得点)167/278点
実地問題基準43/120点
採点除外2問(午前問96、午後問43)
複数正答3問(午前問55、午前問63、午前問86)

採点除外はその問題自体が採点対象から外れる扱いで、全員に点が入るのではなく満点が減ります。複数正答は示されたどの選択肢を選んでも正解になり、こちらは採点対象に残ります。

出題区分の内訳

実地(3点)40問
専門一般(1点)60問
共通一般(1点)100問

実地問題は1問3点。40問×3点=120点分で、総得点(278点)の約4割を占めます。実地の基準点(43/120点)を下回ると、総得点に関わらず不合格です。

正答番号の分布

選択肢1〜5がそれぞれ何回正答になったかです(採点除外と、組合せの複数正答を除く)。「2つ選べ」の問題は選ばれた2つをそれぞれ1回と数えています。

正答133問
正答229問
正答355問
正答462問
正答547問

最も多い正答4が62回、最も少ない正答2が29回。偏りはあるものの、迷ったときに特定の番号を選ぶ根拠になるほどの差ではありません。消去法と知識で解く前提の作問です。

科目別の出題数

全200問を1問1科目で分類(採点除外の問題も、設問の内容にもとづいて分類に含めています)。

評価・ADL27問
生理学25問
解剖学22問
整形外科17問
制度・社会16問
神経筋疾患14問
運動学14問
内部障害11問
精神医学10問
義肢装具9問
循環器7問
発達・小児6問
脳血管障害6問
呼吸器5問
病理学5問
脊髄損傷4問
研究法・統計1問
老年期1問
科目出題数うち実地推定配点
評価・ADL27問8問43点
整形外科17問7問31点
生理学25問1問27点
神経筋疾患14問6問26点
解剖学22問1問24点
義肢装具9問5問19点
制度・社会16問1問18点
運動学14問1問16点
内部障害11問1問13点
循環器7問2問11点
呼吸器5問3問11点
精神医学10問0問10点
発達・小児6問2問10点
脳血管障害6問1問8点
脊髄損傷4問1問6点
病理学5問0問5点
研究法・統計1問0問1点
老年期1問0問1点

問数の順位と配点の順位は一致しません。実地問題を多く含む科目は、同じ問数でも配点が重くなります。第58回で配点が最も大きかったのは「評価・ADL」で、27問・推定43点(うち実地8問)でした。

実地問題(1問3点)の科目分布

評価・ADL8問
生理学1問
解剖学1問
整形外科7問
制度・社会1問
神経筋疾患6問
運動学1問
内部障害1問
義肢装具5問
循環器2問
発達・小児2問
脳血管障害1問
呼吸器3問
脊髄損傷1問

実地40問のうち、上位3科目「評価・ADL」「生理学」「解剖学」で10問(25%)を占めました。

難所(採点除外・複数正答)が起きた区分

実地0問
専門一般1問
共通4問

第58回の難所は計5問で、最も多かったのは共通(4問)でした。4年分をまとめた傾向は 第58〜61回 難所分析 にあります。

関連ページ


出典:「第58回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成。科目分類と推定配点はNetwork-Primerが独自に行ったものです。

出典:「第58回〜第61回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(第61回の公表ページ)を加工して作成

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で提供しており、営利目的での利用を意図するものではありません。

最終更新:2026-07-29

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)

本コンテンツは、職員の受験支援用に作成し、実際に社内で使っている教材を公開しています。

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