循環器|第61回 理学療法士国家試験(7問)

第61回理学療法士国家試験の循環器分野(全7問)です。正答とNetwork-Primer独自解説(正答の理由・各選択肢の○×)を載せています。各問の問番号から、その問題だけのページ(設問文・選択肢つき)に移動できます。200問を通しで解きたいときは第61回 PT 全問ページ(演習モード・自己採点つき)へ。

概要

項目数値
出題数7問
実地問題3問(9点)
一般・共通問題4問(4点)
推定配点13点

正答一覧

問番号から、その問題だけのページ(設問文・選択肢・正答・解説)に移動します。

時間帯区分何を問うた設問か正答
問7午前実地心電図モニター波形の所見判読4
問14午前実地末梢動脈疾患の歩行能力改善法3
問41午前専門一般大動脈解離のリハ開始基準1
問88午前共通一次救命処置で最初に確認する項目1
問18午後実地心臓リハの運動負荷様式の名称2
問39午後専門一般心電図で心室興奮を表す波形4
問86午後共通納豆で作用が減弱する薬剤5

解説

午前 問7(実地・正答 4) この問題のページ →

β遮断薬内服中の心不全患者。心電図でP波があり整だが心拍数が遅い波形=洞性徐脈。β遮断薬は洞結節を抑制し徐脈を来す。

  • 1:心室期外収縮は幅広いQRSが早期に出現する。
  • 2:心房細動はP波消失+RR不整。
  • 3:心房粗動は鋸歯状のF波。
  • 4:β遮断薬による洞性徐脈。P波は正常でRR間隔が延長し規則的。
  • 5:Ⅲ度房室ブロックはP波とQRSが完全に解離する。

午前 問14(実地・正答 3) この問題のページ →

末梢動脈疾患FontaineⅡ度(間欠性跛行)の連続歩行能力改善には、監視下運動療法(トレッドミル歩行練習)が第一選択でエビデンスが高い。

  • 1:寒冷療法は末梢循環を悪化させ禁忌。
  • 2:足底挿板は変形のない本例には適応が薄い。
  • 3:監視下トレッドミル歩行練習が間欠性跛行の歩行距離延長に最も有効。
  • 4:コンプレッションポンプは静脈・リンパ系の治療で動脈疾患には不適。
  • 5:他動ROMは歩行能力改善に寄与しない。

午前 問41(専門一般・正答 1) この問題のページ →

大動脈解離のリハ開始基準で基準範囲内なのはRASS -1(軽い鎮静、呼びかけで開眼)。他は逸脱値。

  • 1:RASS -1(傾眠傾向、10秒以上の開眼・アイコンタクト)は開始可能な鎮静レベル。
  • 2:体温38.8℃は発熱で基準を逸脱(通常38℃未満)。
  • 3:呼吸数38回/分は頻呼吸で基準外(目安<30回/分)。
  • 4:SaO2 85%は低酸素で基準外(目安≥90%)。
  • 5:FiO2 0.7は高濃度酸素依存で基準外(目安≤0.6)。

午前 問88(共通・正答 1) この問題のページ →

一次救命処置(BLS)で最初に確認するのは意識(反応)の有無。反応がなければ応援要請→呼吸確認→胸骨圧迫と進む。

  • 1:まず意識(反応)を確認する。
  • 2:血圧測定はBLSの最初の手順ではない。
  • 3:呼吸確認は意識確認・応援要請の後。
  • 4:脈拍確認は呼吸確認と同時(医療者)だが最初ではない。
  • 5:対光反射はBLSの手順ではない。

午後 問18(実地・正答 2) この問題のページ →

高強度45秒と低強度90秒を交互に繰り返す=インターバルトレーニング。高負荷と回復を交互に行い、持続困難な運動を可能にする。

  • 1:Ramp負荷は負荷を連続的に漸増する方法。
  • 2:高強度と低強度を交互に組み合わせるのはインターバルトレーニング。
  • 3:コンディショニングは準備的な調整運動全般を指す。
  • 4:サーキットトレーニングは複数種目を巡回する方法。
  • 5:多段階漸増負荷は段階的に負荷を上げる(交互ではない)。

午後 問39(専門一般・正答 4) この問題のページ →

心電図で心室の興奮(脱分極)過程を表すのはQRS波群。心室筋の脱分極を反映する。

  • 1:P波は心房の興奮(脱分極)。
  • 2:PQ間隔は房室伝導時間。
  • 3:PR区間も房室間の伝導を反映。
  • 4:QRS波群は心室の興奮(脱分極)過程を表す。
  • 5:T波は心室の再分極(回復)過程。

午後 問86(共通・正答 5) この問題のページ →

納豆はビタミンK(納豆菌が産生)を多く含み、ビタミンK拮抗薬であるワルファリンの抗凝固作用を減弱させる。

  • 1:ACE阻害薬は納豆の影響を受けない。
  • 2:インスリンは納豆の影響を受けない。
  • 3:カルシウム拮抗薬はグレープフルーツで作用増強するが納豆は無関係。
  • 4:ループ利尿薬は納豆の影響を受けない。
  • 5:納豆のビタミンKがワルファリンの作用を減弱させる。

関連ページ


出典:「第61回理学療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成。科目分類・要旨・解説はNetwork-Primerが独自に作成したものです。

第61回 PTダッシュボードに戻る

出典:「第58回〜第61回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(第61回の公表ページ)を加工して作成

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で提供しており、営利目的での利用を意図するものではありません。

最終更新:2026-09-10

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)

本コンテンツは、職員の受験支援用に作成し、実際に社内で使っている教材を公開しています。

国家試験リベンジ採用

落ちた年を、「空白の1年」にしない。

内定が取り消しになっても、同期が先に働き始めても——ここでは正社員として現場に立ちながら、翌年の合格を目指せます。

不合格の春に入社し、翌年合格した先輩がいます。先輩メンターと、この無料教材のすべてがあなたのものです。