第59回 傾向分析(作業療法士)

第59回作業療法士国家試験(2024年2月実施・全200問)の出題傾向です。200問すべてを1問ずつ読み、当社の分類ルール第2版で19科目のいずれか1つに分類しました。1問を複数の科目に数えていないので、科目の問数を足すと200問になります。

基本データ

項目
合格率84.1%
合格基準(総得点)167/277点
実地問題基準41/117点
採点除外1問(午前問7)
複数正答7問(午前問32、午前問52、午前問53、午前問72、午前問87、午後問71、午後問79)

採点除外はその問題自体が採点対象から外れる扱いで、全員に点が入るのではなく満点が減ります。複数正答は示されたどの選択肢を選んでも正解になり、こちらは採点対象に残ります。

出題区分の内訳

実地(3点)40問
専門一般(1点)60問
共通一般(1点)100問

実地問題は1問3点。40問×3点=120点分で、総得点(277点)の約4割を占めます。実地の基準点(41/117点)を下回ると、総得点に関わらず不合格です。

正答番号の分布

選択肢1〜5がそれぞれ何回正答になったかです(採点除外と、組合せの複数正答を除く)。「2つ選べ」の問題は選ばれた2つをそれぞれ1回と数えています。

正答142問
正答232問
正答354問
正答441問
正答556問

最も多い正答5が56回、最も少ない正答2が32回。偏りはあるものの、迷ったときに特定の番号を選ぶ根拠になるほどの差ではありません。消去法と知識で解く前提の作問です。

科目別の出題数

全200問を1問1科目で分類(採点除外の問題も、設問の内容にもとづいて分類に含めています)。

精神医学29問
解剖学21問
生理学21問
制度・社会20問
評価・ADL19問
運動学11問
発達・小児10問
神経筋疾患10問
作業療法学9問
義肢装具8問
脳血管障害8問
内部障害7問
整形外科7問
病理学7問
循環器5問
脊髄損傷3問
呼吸器2問
研究法・統計2問
老年期1問
科目出題数うち実地推定配点
精神医学29問6問41点
評価・ADL19問5問29点
制度・社会20問3問26点
解剖学21問1問23点
生理学21問0問21点
作業療法学9問5問19点
義肢装具8問5問18点
発達・小児10問3問16点
脳血管障害8問3問14点
神経筋疾患10問1問12点
運動学11問0問11点
内部障害7問2問11点
整形外科7問2問11点
病理学7問1問9点
循環器5問1問7点
脊髄損傷3問1問5点
呼吸器2問1問4点
研究法・統計2問0問2点
老年期1問0問1点

問数の順位と配点の順位は一致しません。実地問題を多く含む科目は、同じ問数でも配点が重くなります。第59回で配点が最も大きかったのは「精神医学」で、29問・推定41点(うち実地6問)でした。

実地問題(1問3点)の科目分布

精神医学6問
解剖学1問
制度・社会3問
評価・ADL5問
発達・小児3問
神経筋疾患1問
作業療法学5問
義肢装具5問
脳血管障害3問
内部障害2問
整形外科2問
病理学1問
循環器1問
脊髄損傷1問
呼吸器1問

実地40問のうち、上位3科目「精神医学」「解剖学」「制度・社会」で10問(25%)を占めました。

難所(採点除外・複数正答)が起きた区分

実地1問
専門一般1問
共通6問

第59回の難所は計8問で、最も多かったのは共通(6問)でした。4年分をまとめた傾向は 第58〜61回 難所分析 にあります。

関連ページ


出典:「第59回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成。科目分類と推定配点はNetwork-Primerが独自に行ったものです。

出典:「第58回〜第61回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(第61回の公表ページ)を加工して作成

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で提供しており、営利目的での利用を意図するものではありません。

最終更新:2026-07-29

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)。PT・OT共通問題(問51〜100)の解説を監修しています。作業療法士専門分野の解説は当社が独自に作成したもので、作業療法士による監修は受けていません。

本コンテンツは、職員の受験支援用に作成し、実際に社内で使っている教材を公開しています。

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