第60回 傾向分析(作業療法士)

第60回作業療法士国家試験(2025年2月実施・全200問)の出題傾向です。200問すべてを1問ずつ読み、当社の分類ルール第2版で19科目のいずれか1つに分類しました。1問を複数の科目に数えていないので、科目の問数を足すと200問になります。

基本データ

項目
合格率85.8%
合格基準(総得点)168/279点
実地問題基準43/120点
採点除外1問(午後問98)
複数正答2問(午後問27、午後問53)

採点除外はその問題自体が採点対象から外れる扱いで、全員に点が入るのではなく満点が減ります。複数正答は示されたどの選択肢を選んでも正解になり、こちらは採点対象に残ります。

出題区分の内訳

実地(3点)40問
専門一般(1点)60問
共通一般(1点)100問

実地問題は1問3点。40問×3点=120点分で、総得点(279点)の約4割を占めます。実地の基準点(43/120点)を下回ると、総得点に関わらず不合格です。

正答番号の分布

選択肢1〜5がそれぞれ何回正答になったかです(採点除外と、組合せの複数正答を除く)。「2つ選べ」の問題は選ばれた2つをそれぞれ1回と数えています。

正答144問
正答246問
正答351問
正答442問
正答542問

最も多い正答3が51回、最も少ない正答4が42回。偏りはあるものの、迷ったときに特定の番号を選ぶ根拠になるほどの差ではありません。消去法と知識で解く前提の作問です。

科目別の出題数

全200問を1問1科目で分類(採点除外の問題も、設問の内容にもとづいて分類に含めています)。

精神医学32問
生理学23問
評価・ADL21問
解剖学18問
制度・社会16問
神経筋疾患12問
整形外科10問
発達・小児10問
運動学10問
内部障害9問
病理学8問
脳血管障害7問
作業療法学7問
循環器5問
義肢装具4問
老年期4問
研究法・統計3問
脊髄損傷1問
科目出題数うち実地推定配点
精神医学32問10問52点
評価・ADL21問10問41点
生理学23問0問23点
解剖学18問0問18点
制度・社会16問0問16点
神経筋疾患12問2問16点
整形外科10問3問16点
脳血管障害7問4問15点
発達・小児10問2問14点
内部障害9問2問13点
作業療法学7問2問11点
運動学10問0問10点
循環器5問2問9点
病理学8問0問8点
義肢装具4問2問8点
老年期4問0問4点
研究法・統計3問0問3点
脊髄損傷1問1問3点

問数の順位と配点の順位は一致しません。実地問題を多く含む科目は、同じ問数でも配点が重くなります。第60回で配点が最も大きかったのは「精神医学」で、32問・推定52点(うち実地10問)でした。

実地問題(1問3点)の科目分布

精神医学10問
評価・ADL10問
神経筋疾患2問
整形外科3問
発達・小児2問
内部障害2問
脳血管障害4問
作業療法学2問
循環器2問
義肢装具2問
脊髄損傷1問

実地40問のうち、上位3科目「精神医学」「評価・ADL」「神経筋疾患」で22問(55%)を占めました。

難所(採点除外・複数正答)が起きた区分

実地0問
専門一般1問
共通2問

第60回の難所は計3問で、最も多かったのは共通(2問)でした。4年分をまとめた傾向は 第58〜61回 難所分析 にあります。

関連ページ


出典:「第60回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成。科目分類と推定配点はNetwork-Primerが独自に行ったものです。

出典:「第58回〜第61回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(第61回の公表ページ)を加工して作成

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で提供しており、営利目的での利用を意図するものではありません。

最終更新:2026-07-29

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)。PT・OT共通問題(問51〜100)の解説を監修しています。作業療法士専門分野の解説は当社が独自に作成したもので、作業療法士による監修は受けていません。

本コンテンツは、職員の受験支援用に作成し、実際に社内で使っている教材を公開しています。

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