第38回 介護福祉士国家試験 問2
人間の尊厳と自立2026年1月25日実施合格基準 総得点64点/125点(パート合格あり)
Aさん(62歳、男性、要介護2)は、2年前に筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)と診断された。妻と自宅で過ごしたいと希望し、訪問介護(ホームヘルプサービス)と訪問看護を利用している。最近、症状が進行し、サービス担当者会議で、Aさんは、「人工呼吸器はつけないで、最期まで自宅で生活したい」と言った。
会議のあと、妻は訪問介護員(ホームヘルパー)に、「夫にはなかなか言えないのですが、一日でも長く一緒にいたいので、私は人工呼吸器をつけてほしいと思っています」と気持ちを伝えた。
次のうち、Aさんの妻に対する訪問介護員(ホームヘルパー)の提案として、最も適切なものを1つ選びなさい。
- 1「会議で話されていたAさんの意思が大切なので、尊重しませんか」
- 2「私にはわからないので、医師に決めてもらってはどうですか」
- 3「Aさんに人工呼吸器をつけてもらったほうがいいですよね」
- 4「Aさんとお互いの気持ちを話し合う時間をつくりませんか」
- 5「病院や施設の情報がほしいと介護支援専門員に伝えてはどうですか」
正答4
試験センターの公式PDFで原本を見る(人間の尊厳と自立)→
解説(当社作成・介護福祉士監修済み)
- ×1 妻の気持ちを受け止めず、Aさんの意思だけを押し付ける形になり、妻への支援にならない。
- ×2 判断を医師に丸投げしており、意思決定を支える姿勢に反する。
- ×3 妻の希望に沿う結論へ誘導しており、Aさん本人の意思を軽視している。
- ○4 夫婦がお互いの気持ちを話し合える場をつくる提案。本人と家族の気持ちの共有を支える介護職の役割に合う。
- ×5 在宅で最期までというAさんの意思に反し、施設・病院の方向へ話を進めている。
同じテーマの問題(3年分から)
問題文・選択肢のキーワードから機械的に抽出した関連問題です。テーマごとに横断して解くと定着します。
- 脊髄損傷・ALSなどの神経難病第36回 問54 Cさんの現在の状態として
- 脊髄損傷・ALSなどの神経難病第38回 問93 後遺症によって片麻痺や言語障害を伴うことがある疾患や病態として
- 脊髄損傷・ALSなどの神経難病第38回 問95 筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis:ALS)によくみられる症状として
- サービス担当者会議・多職種連携第36回 問5 このマネジメントに該当するものとして
- サービス担当者会議・多職種連携第36回 問107 介護過程の評価に関する次の記述のうち
- サービス担当者会議・多職種連携第36回 問108 介護老人保健施設で多職種連携によるチームアプローチ(team approach)を実践するとき、介護福祉職が担う役…
- サービス担当者会議・多職種連携第37回 問71 チームアプローチに関するものとして
出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公表する第38回介護福祉士国家試験の過去問題(音声読み上げ用試験問題)を、過去問題利用にあたっての留意事項等に基づき文言を変更せずに掲載しています(読み上げ用の読み仮名表記のみ除去)。正答は同センター公表の「合格基準及び正答について」によります。
※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、社会福祉振興・試験センターの見解ではありません。本コンテンツは教育目的で無償公開しています。
監修:介護福祉士 金川真司(せと)・山本佳祐(せとリハビリステーション)・中村輝(やしまリハビリステーション)(いずれも当社勤務・この科目は監修済み)
この解説を書いた介護福祉士たちと、高松市で一緒に働きませんか。高松市のデイサービス求人(無資格・未経験 月給22万円〜/介護福祉士 23.5万円〜・夜勤なし) →(実務者研修の受講支援あり・受験前のご相談も歓迎します)
第38回の自己採点ツールへ / 国試対策トップへ