午後 共通問題(問21-100)

1問1点 PT共通

問21

正答: 3

解説

介護保険法で定める特定疾病は40-64歳(第2号被保険者)が介護保険を利用するための条件。加齢に伴う疾病が対象。


問22

正答: 5

解説

地域包括支援センターは保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員の3職種が必置。理学療法士は必置ではない。


問23

正答: 2

解説

障害者差別解消法(2016年施行)は合理的配慮の提供を義務付けた法律。障害を理由とする差別の禁止。


問24

正答: 3

解説

FIMの採点では「している活動」(実行状況)を評価する。能力ではなく実際の日常生活での遂行状況。


問25

正答: 5

解説

片麻痺で上肢の屈筋共同運動パターンが出現している場合、肩関節は屈曲・外転・外旋の方向に動く。


問26

正答: 1

解説

腕神経叢の後神経束から分岐するのは腋窩神経と橈骨神経。腋窩神経は三角筋と小円筋を支配。


問27 [採点除外]

正答: 除外

解説

大腿骨頸部骨折のGarden分類ステージIIIは不完全転位骨折。骨頭が回旋して大腿骨頭靱帯が残存。


問28

正答: 3

解説

腰椎椎間板ヘルニアで最も好発する部位はL4/5間。次いでL5/S1。


問29

正答: 5

解説

Parkinson病の四大徴候は安静時振戦・固縮・無動・姿勢反射障害。姿勢反射障害は転倒の原因となる。


問30

正答: 3

解説

歩行周期で単脚支持期は立脚中期と立脚終期に相当。片脚で全体重を支持する時期。


問31

正答: 3

解説

【採点除外問題】不適切問題として全員正解の扱い。厚生労働省の公式発表により採点除外となった。


問32

正答: 5

解説

Alzheimer病ではアミロイドβ蛋白の蓄積(老人斑)が病理学的特徴。アミロイド仮説がAD研究の中心。


問33

正答: 5

解説

吸気筋トレーニングでは横隔膜が最も重要な対象筋。安静呼吸時の吸気の約70%を担う。


問34

正答: 3

解説

膝前十字靱帯再建術後は開放性運動連鎖(OKC)での膝伸展運動を制限する。移植腱への過度のストレスを回避。


問35

正答: 3

解説

COPDの呼吸リハで最も効果が確立されているのは下肢の持久力トレーニング(歩行・自転車エルゴメーター)。


問36

正答: 5

解説

肩関節の腱板は棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の4筋で構成される。大円筋は含まれない。


問37

正答: 2

解説

上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の検査はThomsen test。手関節伸展に抵抗を加えて外側上顆部の疼痛を誘発。


問38

正答: 2

解説

デュシェンヌ歩行(トレンデレンブルグ歩行の代償)では、患側立脚期に体幹が患側に傾く。中殿筋の筋力低下。


問39

正答: 4

解説

Brunnstrom法のステージIVでは分離運動が出現し始める。共同運動パターンから逸脱した運動が可能に。


問40

正答: 3

解説

正常立位でヒラメ筋は持続的に活動し、重心が前方に倒れるのを防いでいる。抗重力筋の代表。


問41

正答: 2

解説

錘内筋線維のγ運動ニューロン支配は筋紡錘の感度を調節する。筋紡錘は筋の長さ変化を検出。


問42

正答: 2

解説

体性感覚野(S1)はBrodmann領域の3,1,2野に該当。中心後回に位置する。


問43

正答: 1

解説

膝蓋骨は人体最大の種子骨。大腿四頭筋腱の中に存在し、膝伸展時のテコの腕を長くする。


問44

正答: 1,4

解説

僧帽筋上部線維は肩甲骨の挙上に作用する。副神経(第XI脳神経)に支配される。


問45

正答: 2

解説

安静時の呼吸で吸気は横隔膜と外肋間筋の能動的収縮で行われ、呼気は受動的(弾性収縮力)。


問46

正答: 5

解説

【採点除外問題】不適切問題として全員正解の扱い。厚生労働省の公式発表により採点除外となった。


問47

正答: 3

解説

上位運動ニューロン障害(錐体路障害)では深部腱反射が亢進する。痙縮・病的反射も出現。


問48

正答: 3

解説

近位尿細管はブドウ糖・アミノ酸・Na+の大部分を再吸収する。原尿の約65%のNa+と水を再吸収。


問49

正答: 5

解説

安静時の心拍出量は約5L/分。1回拍出量約70ml×心拍数約70回/分=約5000ml=5L/分。


問50

正答: 2

解説

舌下神経(第XII脳神経)は舌筋を支配する純粋な運動神経。障害側の舌萎縮と患側への偏位が生じる。


問51

正答: 1

解説

胸腔内圧は安静呼気時でも陰圧(約-5cmH2O)を維持。これにより肺は虚脱せず拡張状態を保つ。


問52

正答: 1

解説

副腎髄質からはアドレナリン(エピネフリン)とノルアドレナリンが分泌される。交感神経の一部として機能。


問53 [採点除外]

正答: 除外

解説

【採点除外問題】不適切問題として全員正解の扱い。厚生労働省の公式発表により採点除外となった。


問54

正答: 1

解説

心筋の特徴として不応期が長く、強縮(テタヌス)を起こさない。これにより規則的な拍動が維持される。


問55

正答: 1

解説

血液脳関門(BBB)はグルコースを選択的に透過させる(GLUT1トランスポーター)。脳のエネルギー源。


問56

正答: 2,4

解説

母指橈側外転位で確認できる腱は短母指伸筋腱と長母指外転筋腱。解剖学的嗅ぎタバコ入れの橈側を形成。


問57

正答: 2

解説

脊柱管狭窄症では間欠性跛行が特徴的。歩行中に下肢痛・しびれが出現し、前屈位で軽減。


問58

正答: 3

解説

乳癌術後のリンパ浮腫予防では、患側上肢への過度な負荷を避けることが重要。採血・血圧測定も健側で行う。


問59

正答: 2

解説

バランスボードを用いた固有受容覚トレーニングは足関節捻挫後の再発予防に有効。


問60

正答: 4

解説

脳性麻痺の痙直型両麻痺では下肢の痙縮が上肢より強い。はさみ脚歩行が典型的。


問61

正答: 3

解説

仙骨座りは殿部が前方にずれた姿勢で、仙骨部に圧力が集中し褥瘡のリスクが高い。


問62

正答: 1,3

解説

プッシャー症候群では患者が非麻痺側上肢で麻痺側へ押す。非麻痺側の上下肢で健側へ矯正する介助は逆効果。


問63

正答: 1

解説

強迫性障害の治療では曝露反応妨害法(ERP)が最も効果的な心理療法。認知行動療法の一種。


問64

正答: 4

解説

うつ病の認知の歪みとして「全か無か思考」が典型的。完璧でなければ失敗と捉える思考パターン。


問65

正答: 2,3

解説

アルコール依存症では離脱時にけいれん発作・振戦せん妄が生じるリスクがある。身体管理が重要。


問66

正答: 1

解説

発達性協調運動障害(DCD)は運動スキルの獲得に困難がある障害。知的障害や神経疾患では説明できない。


問67

正答: 2

解説

拘束型心筋症では心室の拡張障害が主体。心筋の硬化により心室のコンプライアンスが低下。


問68

正答: 5

解説

慢性腎臓病(CKD)ステージG3以降では蛋白質制限が推奨される。腎機能の悪化を遅らせる目的。


問69

正答: 2

解説

糖尿病性腎症はネフローゼ症候群の原因となる。大量の蛋白尿・低アルブミン血症・浮腫が特徴。


問70

正答: 5

解説

関節リウマチでは環軸椎亜脱臼(C1-C2不安定性)に注意が必要。頸椎の過度な屈曲は脊髄圧迫のリスク。


問71

正答: 3

解説

体幹伸展を制動する靱帯は前縦靱帯。椎体前面を縦走し、伸展運動で緊張して制限する。


問72

正答: 3

解説

高齢者の転倒予防には複合的な運動プログラム(バランス+筋力+柔軟性)が最もエビデンスが高い。


問73

正答: 2

解説

末梢神経損傷後の再生速度は約1mm/日(1日1mm)。Tinel徴候の進行で回復を追跡できる。


問74

正答: 1

解説

脳卒中片麻痺の亜急性期では、麻痺側下肢への荷重練習が歩行能力回復に重要。段階的荷重で立位バランスを改善。


問75

正答: 5

解説

BMI=体重(kg)÷身長(m)²。25以上が肥満(日本の基準)。


問76

正答: 4

解説

慢性心不全の運動療法では、運動耐容能の改善・QOL向上・再入院率の低下が期待できる。


問77

正答: 4

解説

頸髄損傷の急性期では脊髄ショックにより弛緩性麻痺・反射消失・自律神経障害が生じる。


問78

正答: 3

解説

MMSE(Mini-Mental State Examination)は認知機能のスクリーニング検査。30点満点で23点以下が認知症疑い。


問79

正答: 2

解説

理学療法士の守秘義務は理学療法士及び作業療法士法第16条に規定。正当な理由なく業務上知り得た秘密を漏らしてはならない。


問80

正答: 4

解説

クリニカルパスは標準化された診療計画。在院日数の短縮・医療の質の均一化・チーム医療の促進が目的。


問81

正答: 1

解説

平均値±2SDの範囲に全データの約95%が含まれる(正規分布の場合)。


問82

正答: 4

解説

研究における信頼性とは測定の再現性・一貫性のこと。同じ条件で測定すれば同じ結果が得られる程度。


問83

正答: 1,3

解説

ヒトの細胞内で最も多い陽イオンはカリウム(K+)。細胞内液のK+濃度は約150mEq/L。


問84

正答: 4

解説

関節液は滑膜から産生される。ヒアルロン酸を含み関節の潤滑と軟骨への栄養供給を行う。


問85

正答: 4

解説

大腿骨頸部骨折はGarden分類でステージI-IVに分類。ステージI,IIは非転位型、III,IVは転位型で治療方針が異なる。


問86

正答: 5

解説

多発性硬化症(MS)はMRI検査が診断に最も有用。中枢神経の脱髄プラークがT2強調画像で高信号として描出される。


問87

正答: 2,3

解説

痙縮の評価にはmodified Ashworth scaleが広く使用される。他動運動に対する抵抗を6段階で評価。


問88

正答: 2

解説

糖尿病の運動療法では食後1-2時間に実施が推奨。食後の血糖上昇を運動で抑制する効果がある。


問89

正答: 1

解説

骨粗鬆症の診断にはDEXA法(二重エネルギーX線吸収測定法)が最も正確。腰椎と大腿骨頸部を測定。


問90

正答: 5

解説

脳卒中後の肩関節亜脱臼予防にはアームスリングの使用が一般的。弛緩性麻痺期に肩関節を支持。


問91

正答: 2

解説

脊柱側弯症の装具療法はCobb角25-40°の成長期患者に適応。成長終了後は装具の効果は限定的。


問92

正答: 1

解説

高齢者の骨折で最も頻度が高いのは脊椎圧迫骨折。次いで大腿骨頸部骨折、橈骨遠位端骨折。


問93

正答: 1

解説

DMDはジストロフィン遺伝子の変異によるX連鎖劣性遺伝の遺伝性疾患。


問94

正答: 2

解説

膝関節の側副靱帯のうち内側側副靱帯(MCL)は外反ストレスで損傷する。外側側副靱帯は内反ストレスで損傷。


問95

正答: 4

解説

周術期肺塞栓症の予防には早期離床が重要。安静臥床はむしろ深部静脈血栓症→肺塞栓のリスクを高める。


問96

正答: 1

解説

てんかん患者への運動指導では水泳時は必ず監視者をつける。発作時の溺水リスクがあるため。


問97

正答: 1

解説

作業遂行モデルにおいて、セルフケア・生産活動・レジャーの3領域が作業遂行の構成要素。


問98 [採点除外]

正答: 除外

解説

【採点除外問題】不適切問題として全員正解の扱い。厚生労働省の公式発表により採点除外となった。


問99

正答: 5

解説

注意欠如・多動性障害(ADHD)の薬物療法ではメチルフェニデートが第一選択薬の一つ。


問100

正答: 5


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出典:「第60回理学療法士国家試験、第60回作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(厚生労働省ホームページ)を加工して作成

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で提供しており、営利目的での利用を意図するものではありません。

最終更新:2026-07-27

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)

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