身体障害OT(23問・推定43点)
脳血管障害・脊髄損傷・整形外科疾患など身体障害領域のOT
概要
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 出題数 | 23問 |
| 実地問題 | 10問(30点) |
| 一般問題 | 13問(13点) |
| 推定配点 | 43点(全体の15%) |
配点の内訳
トピック別の出題数
| トピック | 出題数 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 脳血管障害 | 7問 | 半側空間無視(視覚走査法)、BRS段階別訓練、FIM採点、CI療法、SOAP記録 |
| 脊髄損傷 | 4問 | C4完全麻痺(ECS)、C6(住宅改修)、AIS分類、ASIA |
| 整形外科 | 4問 | 槌指(マレット)、尺骨神経麻痺(ナックルベンダー)、RA(関節保護指導)、CRPS |
| 高次脳機能障害 | 3問 | BADS(遂行機能)、FAB(前頭葉)、視覚走査法 |
| がんリハ・リンパ浮腫 | 1問 | 上肢挙上、軽い運動推奨、強いマッサージ禁忌 |
| FIM・ADL | 2問 | 移乗の採点(4点=最小介助)、浅く腰掛けて前傾→立ち上がり |
全問題・解説
午前
問2(実地 3点)|56歳男性。頸髄損傷AIS B。頸椎MRI所見。正しいのはどれか。
- ⚪ 横隔膜の麻痺がある
- 🟢 肩をすくめることができる
- ⚪ 頸部の感覚機能障害を認める
- ⚪ スプーンを握り食事ができる
- ⚪ 棚の上の物をとることができる
正答:2
解説を表示
C4-5レベルの頸髄損傷AIS B。C4まで運動機能残存。肩をすくめる(肩甲挙筋=C3-4支配)は可能。横隔膜(C3-5)は残存しているため人工呼吸器は不要。
- ❌ ×:横隔膜はC3-5支配でC4まで残存なら横隔膜は機能する。
- ✅ ○:僧帽筋上部(C3-4・副神経)で肩すくめ可能。
- ❌ ×:頸部の感覚はC2-3で保たれる。
- ❌ ×:スプーン把持にはC6以下の手内筋機能が必要。C4では不可。
- ❌ ×:棚の上の物をとるにはC5以下の三角筋・上腕二頭筋が必要。
問3(実地 3点) ⚠️2つ選べ|59歳男性。脳梗塞左片麻痺。BRS上肢IV手指III。ワイピング訓練の目的はどれか。2つ選べ。
- ⚪ 握力の改善
- ⚪ 手指の巧緻性の改善
- 🟢 肘の分離運動の改善
- ⚪ 手背の表在感覚の改善
- 🟢 肩甲帯の前方突出運動の改善
正答:3,5
解説を表示
BRS上肢IV手指IIIの左片麻痺にワイピング訓練。肘の分離運動改善と肩甲帯の前方突出運動改善が目的。
- ❌ ×:ワイピングは握力改善が目的ではない。布を押す動作。
- ❌ ×:手指IIIでは巧緻性訓練は段階的に早い。
- ✅ ○:BRS上肢IVで肘の分離運動(共同運動から逸脱)を促進。
- ❌ ×:ワイピングは主に運動機能訓練で表在感覚訓練ではない。
- ✅ ○:机上の布を前方に押す動作で肩甲帯の前方突出(前鋸筋活動)を促進。
問7(実地 3点)|72歳男性。脳血管障害左片麻痺。FIM移乗の採点で正しいのはどれか。
- ⚪ 7点
- ⚪ 6点
- ⚪ 5点
- 🟢 4点
- ⚪ 3点
正答:4
解説を表示
FIM移乗:車椅子→ベッドは自立、ベッド→車椅子は最小介助(触れる程度)。低い方の点数で採点するため4点(最小介助=75%以上自分で行う)。
- ❌ ×:7点は完全自立。ベッド→車椅子に介助が必要。
- ❌ ×:6点は修正自立(補助具使用等)。介助を受けている。
- ❌ ×:5点は監視/準備。本症例は触れる程度の介助。
- ✅ ○:4点=最小介助(75%以上自分で行い、触れる程度の介助)。
- ❌ ×:3点=中等度介助(50-74%自分で行う)。本症例はそこまで介助は多くない。
問8(実地 3点)|同患者。ベッド→車椅子の移乗動作自立に向けた指導で適切なのはどれか。
- 🟢 浅く腰掛けさせる
- ⚪ 麻痺側下肢を軸に回転する
- ⚪ 車椅子はベッドに平行に設置する
- ⚪ 足部を膝より前方へ出して立ち上がる
- ⚪ ベッドの高さを車椅子より低くしておく
正答:1
解説を表示
片麻痺患者の車椅子→ベッド移乗指導。浅く腰掛けることで重心を前方に移しやすく、立ち上がりが容易になる。
- ✅ ○:浅く腰掛けることで体幹前傾を促し、殿部を浮かせやすくなる。
- ❌ ×:健側下肢を軸にして回転するのが正しい。麻痺側ではない。
- ❌ ×:車椅子はベッドに対して斜め(約30-45°)に設置。平行では移乗困難。
- ❌ ×:足部は膝の真下か後方に引く。前方に出すと立ち上がれない。
- ❌ ×:ベッドの高さは車椅子と同じか少し高くする。低いと立ち上がりにくい。
問9(実地 3点)|68歳女性。頭部打撲後の歩行障害。穿頭ドレナージ術後改善。術前の頭部CTはどれか。
正答:4
解説を表示
頭部打撲後2か月で歩行障害が徐々に悪化→慢性硬膜下血腫。穿頭ドレナージで改善。CTでは三日月型の低〜等吸収域が硬膜下に見られる。
問10(実地 3点)|49歳男性。右中大脳動脈脳梗塞。BIT通常49/146。作業療法で最も適切なのはどれか。
- ⚪ PQRST法
- ⚪ 間隔伸長法
- 🟢 視覚走査法
- ⚪ 遮断除去法
- ⚪ 視覚イメージ法
正答:3
解説を表示
右中大脳動脈領域脳梗塞+左半側空間無視(BIT通常49/146で重度)。視覚走査法(visual scanning training)が最も適切。
- ❌ ×:PQRST法は記憶障害への介入法。半側空間無視ではない。
- ❌ ×:間隔伸長法も記憶障害への介入法。
- ✅ ○:視覚走査法は半側空間無視に対する代償的アプローチ。無視側への注意を促す系統的訓練。
- ❌ ×:遮断除去法はCaloric刺激等を用いた半側空間無視の治療だが、日常の作業療法としては視覚走査法が最も適切。
- ❌ ×:視覚イメージ法は記憶や運動学習に使用。半側空間無視の主要な治療法ではない。
問11(実地 3点)|32歳女性。脳梗塞後復職。段取りができない。高次脳機能障害検査で最も優先されるのはどれか。
- 🟢 BADS
- ⚪ BIT
- ⚪ CAS
- ⚪ CAT
- ⚪ RBMT
正答:1
解説を表示
運動麻痺なしで復職後「段取りができない」=遂行機能障害。BADSは遂行機能の標準的検査。
- ✅ ○:BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)は遂行機能を6つの下位検査で評価。段取り能力を直接評価可能。
- ❌ ×:BITは半側空間無視の検査。本症例に空間無視の記載なし。
- ❌ ×:CAS(標準注意検査法)は注意機能の評価。遂行機能が最も優先。
- ❌ ×:CATは注意機能検査。
- ❌ ×:RBMTは日常記憶の検査。記憶障害は主訴ではない。
問35(一般 1点) ⚠️2つ選べ|ASIA機能障害尺度で正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⚪ 握力測定を含む
- 🟢 触覚の評価を含む
- ⚪ 関節可動域測定を含む
- 🟢 運動は6段階で評価する
- ⚪ C4レベルの運動評価がある
正答:2,4
解説を表示
AIS(ASIA Impairment Scale)で正しいのは触覚の評価と運動の6段階評価。
- ❌ ×:握力測定はAISに含まれない。key muscleのMMTを評価。
- ✅ ○:触覚(light touch)はASIAの感覚検査項目。28皮節で0-2の3段階。
- ❌ ×:関節可動域測定はAISに含まれない。
- ✅ ○:運動は0-5の6段階(MMT)で評価。10のkey muscleを両側評価。
- ❌ ×:C4レベルの運動評価はない。最上位のkey muscleはC5(肘屈筋)。
問38(一般 1点)|脳卒中治療ガイドライン2021のリハビリテーションで推奨グレードが最も高いのはどれか。
- ⚪ 運動障害への薬物療法
- ⚪ 鏡像を用いた訓練(ミラーセラピー)
- ⚪ 中枢性疼痛に対するrTMS
- ⚪ バルーンカテーテル訓練
- 🟢 CI療法
正答:5
解説を表示
脳卒中治療ガイドライン2021でCI療法(constraint-induced movement therapy)は推奨グレードAで最高。
- ❌ ×:運動障害への薬物療法は推奨グレードが低い。
- ❌ ×:鏡像を用いた訓練(ミラーセラピー)は推奨されるが最高ではない。
- ❌ ×:中枢性疼痛に対するrTMSは推奨グレードBレベル。
- ❌ ×:バルーンカテーテル訓練は推奨されるが最高ではない。
- ✅ ○:CI療法は軽度〜中等度の上肢麻痺に対して推奨グレードA(強く推奨)。
午後
問1(実地 3点) ⚠️2つ選べ|Danielsらの徒手筋力テストの段階5及び4の検査を図に示す。検査者が抵抗を加える位置で正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⚪ ①
- ⚪ ②
- 🟢 ③
- 🟢 ④
- ⚪ ⑤
正答:3,4
解説を表示
MMT段階5と4の検査で抵抗を加える位置は、検査する筋の遠位部。図から正しい抵抗位置は③と④。
- ❌ ×:この位置は抵抗位置として不適切。
- ❌ ×:近位すぎる位置での抵抗は筋力評価に不適切。
- ✅ ○:適切な抵抗位置。遠位部に適切な方向で抵抗を加えている。
- ✅ ○:適切な抵抗位置。
- ❌ ×:この位置は不適切。
問2(実地 3点)|36歳男性。バスケットボールで受傷。手指の写真とX線。考えられるのはどれか。
- ⚪ Bennett骨折
- ⚪ Heberden結節
- 🟢 槌指(マレットフィンガー)
- ⚪ ばね指
- ⚪ ボクサー骨折
正答:3
解説を表示
バスケットボールが手に当たり、DIP関節の伸展不能を呈する所見は槌指(マレットフィンガー)。末節骨基部の剥離骨折または伸筋腱断裂。
- ❌ ×:Bennett骨折は母指CM関節の骨折脱臼。バスケ受傷とは異なる。
- ❌ ×:Heberden結節はDIP関節の変形性関節症。外傷ではなく加齢性変化。
- ✅ ○:槌指はDIP関節の過屈曲による伸筋腱断裂/剥離骨折。ボール当たりで典型的。
- ❌ ×:ばね指は屈筋腱の腱鞘炎。外傷性ではない。
- ❌ ×:ボクサー骨折は第5中手骨頸部骨折。拳で殴打した際に生じる。
問3(実地 3点)|67歳男性。右前腕以遠III度熱傷。植皮術後3日目の受傷手への対応で正しいのはどれか。
- ⚪ 抵抗運動を行う
- 🟢 安静時の挙上を行う
- ⚪ 動的スプリントを装着する
- ⚪ 他動ROM訓練を行う
- ⚪ 弾性包帯による圧迫を行う
正答:2
解説を表示
III度熱傷の植皮術後3日目では、移植皮膚の生着を最優先。安静時の挙上で浮腫軽減を図る。
- ❌ ×:抵抗運動は植皮部に過度なストレスを与え生着を妨げる。
- ✅ ○:安静時の挙上は浮腫軽減に有効。植皮術後早期の基本対応。
- ❌ ×:動的スプリントは植皮部にずれ応力を与え不適切。生着後に検討。
- ❌ ×:他動ROM訓練は植皮部を損傷するリスク。術後3日では早すぎる。
- ❌ ×:弾性包帯による圧迫は植皮部に圧力をかけ生着を妨げる。瘢痕成熟期以降に使用。
問5(実地 3点)|69歳女性。関節リウマチ。Steinbrocker III/クラス2。作業療法で最も優先順位が高いのはどれか。
- 🟢 関節保護指導
- ⚪ 等張性筋力訓練
- ⚪ 午前中の積極的活動
- ⚪ 柔らかいマットレスの使用
- ⚪ スワンネック変形へのリングスプリント
正答:1
解説を表示
RA患者のステージIII、尺側偏位・動揺性あり。「しっかり使う」という誤認識の修正=関節保護指導が最優先。
- ✅ ○:関節保護指導が最優先。「しっかり使う」は関節への過度な負荷となり変形を進行させる。正しい関節の使い方を指導。
- ❌ ×:等張性筋力訓練は関節への負荷が大きく、動揺性のある関節には不適切。等尺性が推奨。
- ❌ ×:朝のこわばりがある午前中は活動を控えるべき。午後の活動が推奨。
- ❌ ×:柔らかいマットレスは寝返りが困難になり関節拘縮を助長。
- ❌ ×:スワンネック変形へのリングスプリントは有効だが、関節保護の誤認識の修正が優先。
問6(実地 3点)|52歳男性。脳梗塞による右片麻痺。BRS上肢III手指III。右上肢に行う訓練で最も適切なのはどれか。
- ⚪ 訓練①
- ⚪ 訓練②
- ⚪ 訓練③
- 🟢 訓練④
- ⚪ 訓練⑤
正答:4
解説を表示
脳梗塞右片麻痺BRS上肢III手指III。共同運動パターンが強い段階で、分離運動の促進を図る訓練が適切。図の訓練が最も適切。
- ❌ ×:BRS IIIでは随意的な分離運動はまだ困難。この訓練は難易度が高すぎる。
- ❌ ×:BRS IIIには不適切な難易度の訓練。
- ❌ ×:BRS IIIの段階に対して過度に高難度。
- ✅ ○:共同運動パターンを利用しつつ分離運動を促す訓練が適切。BRS IIIに適合。
- ❌ ×:この訓練はBRS IV以上の段階に適切。
問7(実地 3点)|19歳男性。頸髄損傷(C6)。住宅改修図で正しいのはどれか。
- ⚪ 屋外スロープの勾配1/6
- ⚪ 開口部80cm
- 🟢 ポーチ幅140cm
- ⚪ 廊下幅120cm
- ⚪ 浴槽の縁80cm
正答:3
解説を表示
C6頸髄損傷で車椅子の全幅70cm。ポーチ(玄関内)で車椅子が回転するには直径分の幅が必要。140cmは全幅70cmの車椅子が180°回転するのに最低限の幅。
- ❌ ×:屋外スロープの勾配1/6は急すぎる。車椅子自走には1/12以下が推奨。
- ❌ ×:開口部80cmは車椅子全幅70cmに対してギリギリすぎる。90cm以上が推奨。
- ✅ ○:ポーチ幅140cmは車椅子(全幅70cm)の回転に必要な最小幅。直径70cm×2=140cm。
- ❌ ×:廊下幅120cmは歩行者とすれ違うには狭い(車椅子70cm+歩行者60cm=130cm以上必要)。
- ❌ ×:浴槽の縁80cmは高すぎる。40-45cm程度が移乗しやすい高さ。
問9(実地 3点)|78歳男性。息苦しく動悸。心電図の所見で正しいのはどれか。
- ⚪ 心室細動
- ⚪ 心室頻拍
- 🟢 心房細動
- ⚪ 心室性期外収縮
- ⚪ 完全房室ブロック
正答:3
解説を表示
78歳男性、息苦しさと動悸。心電図でf波(基線の不規則な細かい揺れ)とRR不整は心房細動の特徴的所見。
- ❌ ×:心室細動はQRS波形が消失し不規則な波形のみ。
- ❌ ×:心室頻拍は幅広いQRS波が連続。
- ✅ ○:心房細動はP波消失、f波(基線の細かい揺れ)、RR間隔不整が特徴。高齢者に多い。
- ❌ ×:心室性期外収縮は幅広い異常QRS波が散発。
- ❌ ×:完全房室ブロックはP波とQRS波が独立(解離)。
問13(実地 3点)|48歳男性。脳梗塞で左片麻痺。SOAP記録で適切でないのはどれか。
- ⚪ ①
- ⚪ ②
- ⚪ ③
- ⚪ ④
- 🟢 ⑤
正答:5
解説を表示
SOAP記録で適切でない記載箇所を選ぶ問題。別冊の記録を確認し、O(客観的所見)に主観的内容が混入している等の不適切箇所を特定。
- ❌ ×:①は適切な記載。
- ❌ ×:②は適切な記載。
- ❌ ×:③は適切な記載。
- ❌ ×:④は適切な記載。
- ✅ ○:⑤の記載が不適切。SOAP記録のルールに反する内容。
問22(一般 1点)|CRPSで正しいのはどれか。
- ⚪ 男性に多い
- ⚪ 高齢者に多い
- ⚪ 手根背屈変形が特徴である
- ⚪ 骨折後の発症率は80%である
- 🟢 外傷に不釣り合いな持続性疼痛が特徴である
正答:5
解説を表示
CRPS(複合性局所疼痛症候群)は外傷後に不釣り合いな持続性疼痛を特徴とする。
- ❌ ×:CRPSは女性に多い。男性ではない。
- ❌ ×:CRPSは中年に多い。高齢者に限らない。
- ❌ ×:手根背屈変形はCRPSの特徴ではない。むしろ浮腫・発汗異常・皮膚色変化。
- ❌ ×:骨折後のCRPS発症率は5-10%程度。80%は過大。
- ✅ ○:外傷や疾病に不釣り合いな持続性疼痛がCRPSの定義的特徴。
問24(一般 1点)|高次脳機能障害の評価方法(図版)。この評価方法はどれか。
- ⚪ BADS
- ⚪ BIT
- 🟢 FAB
- ⚪ RBMT
- ⚪ SLTA
正答:3
解説を表示
高次脳機能障害の評価方法の図版からFAB(Frontal Assessment Battery)と判断。前頭葉機能の簡便な評価法。
- ❌ ×:BADSは遂行機能の行動評価。図版の内容と異なる。
- ❌ ×:BITは半側空間無視の評価。
- ✅ ○:FABは前頭葉機能の6項目のスクリーニング。図版の課題内容と一致。
- ❌ ×:RBMTは日常記憶の評価。
- ❌ ×:SLTAは失語症の評価。
問28(一般 1点)|橈骨遠位端骨折の術後外固定期間中の患肢への作業療法で最も優先されるのはどれか。
- ⚪ 温熱療法
- ⚪ 母指内転位保持
- 🟢 手指の屈伸自動運動
- ⚪ 前腕回内外運動
- ⚪ ADLでの積極的使用
正答:3
解説を表示
橈骨遠位端骨折術後の外固定期間中は、固定されていない手指の屈伸自動運動が最優先。浮腫予防と拘縮予防。
- ❌ ×:温熱療法は外固定中の優先事項ではない。
- ❌ ×:母指内転位保持は橈骨遠位端骨折の一般的対応ではない。
- ✅ ○:手指の屈伸自動運動は外固定期間中も実施可能で、浮腫予防・腱の滑走維持に最重要。
- ❌ ×:前腕回内外は外固定で制限されている。固定中は実施不可。
- ❌ ×:ADLでの積極的使用は骨折の治癒を妨げるリスク。外固定期間中は制限。
学習戦略
- FIM — 低い方の点数で採点、7段階を暗記(7=完全自立〜1=全介助)
- 半側空間無視 — BIT<130が重度、視覚走査法が第一選択
- 脊髄損傷 — C4=ECS/電動車椅子、C6=テノデーシス/前方移乗、C7=自立移乗
- RA — 関節保護指導が最優先、等尺性運動、午前はこわばり→午後活動
- スプリント — ナックルベンダー=尺骨神経、短対立=正中神経、コックアップ=橈骨神経
出典:「第60回理学療法士国家試験、第60回作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(厚生労働省ホームページ)を加工して作成
※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で提供しており、営利目的での利用を意図するものではありません。
最終更新:2026-07-27
監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)
本コンテンツは、職員の受験支援用に作成し、実際に社内で使っている教材を公開しています。
落ちた年を、「空白の1年」にしない。
内定が取り消しになっても、同期が先に働き始めても——ここでは正社員として現場に立ちながら、翌年の合格を目指せます。
不合格の春に入社し、翌年合格した先輩がいます。先輩メンターと、この無料教材のすべてがあなたのものです。