配点から逆算する 作業療法士(OT)国家試験の勉強優先順位【第61回データ】

「時間が足りない。どの科目から手をつければ、合格点に最短で届くのか?」——作業療法士(OT)国家試験に挑むすべての受験生が抱く不安に、第61回(2026年2月実施・全200問)の実際の出題数データで答えます。

国試は満点を取る試験ではありません。合格ラインを確実に超えることがゴールです。だからこそ、「配点の大きい科目から固める」のが、限られた時間を活かす最短ルートになります。

第61回 OT 科目別 出題数ランキング

出題数が多い科目ほど、対策の費用対効果が高い=優先すべき科目です(採点除外を除く全198問)。各科目の解説は、下の「科目別の対策ページ」からどうぞ。

順位科目出題数うち実地推定配点配点比
1精神医学31問10問51点18%
2作業療法学14問8問30点11%
3評価・ADL17問6問29点10%
4生理学23問0問23点8%
5解剖学21問0問21点8%
6制度・社会17問1問19点7%
7発達・小児11問3問17点6%
8整形外科10問2問14点5%
9脳血管障害5問3問11点4%
10内部障害9問1問11点4%
11運動学10問0問10点4%
12義肢装具5問2問9点3%
13神経筋疾患7問1問9点3%
14病理学8問0問8点3%
15循環器5問1問7点2%
16呼吸器2問2問6点2%
17研究法・統計2問0問2点1%
18脊髄損傷2問0問2点1%
19老年期1問0問1点0%

戦略:最大の得点源「精神医学」を絶対に固める

このランキングは問題数ではなく推定配点の順です。実地問題は1問3点、一般問題は1問1点。実地40問だけで120点あり、**280点満点の43%**を占めます。(採点除外が出る前の満点です。実際の合格判定では、除外された問題のぶんだけ満点が下がります)

OT国試の最大の特徴は、精神医学が31問・うち実地10問・推定51点(全体の18%)と突出していること。ここを固めずにOT国試の合格はありません。 統合失調症・気分障害・認知症・依存症と、それぞれへの作業療法の関わりを最優先で仕上げてください。

次が作業療法学(14問・うち実地8問・30点)です。問題数は14問しかありませんが、半数以上が実地のため配点は3番手以上。MTDLP・作業分析・治療構造といった「OTらしさ」が問われる領域で、問題数だけ見て後回しにすると配点を大きく取りこぼします。

3番目が評価・ADL(17問・うち実地6問・29点)。ここまでの3科目だけで110点、満点の39%に達します。

そのうえで、基礎の生理学(23点)・解剖学(21点)と、制度・社会(19点)を積み上げます。呼吸器(2問)や老年期(1問)のような少数科目は、範囲が狭いので直前期に一気に固めると効率的です。

科目別の対策ページ(無料)

各科目の過去問を、正答+「なぜその選択肢が○か×か」まで無料で解説しています。まとめページ(第60・61回横断)がある科目はそちらから。

勉強の進め方(3ステップ)

  1. 高配点科目から着手:上のランキング上位から。基礎(精神医学・生理・制度)を最優先で。
  2. 過去問で「なぜ○か×か」を理解:選択肢ごとの正誤理由まで押さえると、初見の問題にも対応できます。
  3. 少数科目は直前期に一気に:範囲が狭い科目は後回しでOK。直前に得点化しやすい。

この解説について

本コンテンツは教育目的で無償公開しています。出題数は第61回作業療法士(OT)国家試験(厚生労働省公表)の問題を科目分類して集計したもの、解説は株式会社Network-Primer独自作成です。

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出典:「第58回〜第61回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(第61回の公表ページ)を加工して作成

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で提供しており、営利目的での利用を意図するものではありません。

最終更新:2026-09-10

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)。PT・OT共通問題(問51〜100)の解説を監修しています。作業療法士専門分野の解説は当社が独自に作成したもので、作業療法士による監修は受けていません。

本コンテンツは、職員の受験支援用に作成し、実際に社内で使っている教材を公開しています。

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