第61回 理学療法士国家試験 午前 問34
専門一般(1点)義肢装具2026年2月実施
装具と疾患の組合せで適切なのはどれか。
- 1pogo-stick 装具 脳性麻痺
- 2交互歩行装具〈RGO〉 二分脊椎(機能残存レベル T10)
- 3コックアップ・スプリント 正中神経麻痺
- 4短下肢装具(足関節底屈制動式) 脳卒中片麻痺(下肢Brunnstrom法ステージⅤ)
- 5ハロー・ベスト 腰部脊柱管狭窄症
正答4
厚生労働省の公式PDFで問題を見る(AM 問34)→
解説(Network-Primer独自)
底屈制動式(後方制動)短下肢装具は、遊脚期の足尖引っかかり(下垂足・内反尖足)を防ぐ。脳卒中片麻痺では下肢BRSステージⅤでも痙性による内反尖足が残存することが多く、AFOの適応となる。
- ×1 pogo-stick装具はPerthes病に対して患肢の免荷と外転保持を目的に用いる股関節装具であり、脳性麻痺に用いる装具ではない。
- ×2 交互歩行装具(RGO)は股関節の随意性が乏しい胸髄レベルの対麻痺・二分脊椎に用いる装具で、T10も適応となりうる。組合せ自体は妥当と考えられるが、厚生労働省の正答は4であり、本肢は解答が分かれた選択肢である。
- ×3 コックアップ・スプリントは橈骨神経麻痺(下垂手)に用いる。正中神経麻痺(猿手)ではなく組合せが誤り。
- ○4 足関節底屈制動式AFOは遊脚期の下垂足・内反尖足を制動する。脳卒中片麻痺(下肢BRS Ⅴ)でも痙性内反尖足に対し適応となり、組合せとして適切。
- ×5 ハロー・ベストは頸椎(環軸椎・上位頸椎)の固定に用い、腰部脊柱管狭窄症には使わない。
出典:「第61回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(厚生労働省ホームページ)を加工して作成。
※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で無償公開しています。
監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)
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