第60回 作業療法士国家試験 午前 問19

実地(3点)精神医学2025年2月実施

33歳の女性。統合失調症。半年ほど前から「誰かに見張られている」と言い、近隣でのトラブルが続いて再入院となった。入院後、生活リズムの改善を目的に本人が希望した手工芸の活動が開始された。作業療法開始3週で安定して活動に参加できるようになったが、依然として意欲低下があり、活動中に「見張られていて不安だから作業療法をやめたい」と申し出た。この時の作業療法士の対応で最も適切なのはどれか。

  1. 1作業種目を変更する。
  2. 2妄想の内容を詳細に聞き出す。
  3. 3作業療法の参加を直ちに中止する。
  4. 4手工芸を継続できるような声かけを行う。
  5. 5「見張られている」という事実がないことを説明する。

正答4

厚生労働省の公式PDFで問題を見る(第60回 OT 午前 問19)→

解説(Network-Primer独自)

被害的な訴えは残るものの、本人が希望した手工芸に3週間安定して参加できている。訴えを否定も追求もせず受け止めたうえで、現実的な作業に注意を向け続けられるよう支持的に関わることが、参加の継続と自信の回復につながる。

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この問題の用語:統合失調症

出典:「第60回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(厚生労働省ホームページ)を加工して作成。

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で無償公開しています。

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)。PT・OT共通問題の解説を監修しています。作業療法士専門分野の解説は当社が独自に作成したもので、作業療法士による監修は受けていません。

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