第58回 作業療法士国家試験 午前 問16

実地(3点)作業療法学2023年2月実施

35歳の男性。強迫性障害。中学生のころから洗浄強迫と確認癖があり、高校へ進学したが不登校が続き退学した。アルバイトに短期間従事したことがあるが未就労である。症状悪化のため半年前から精神科病院に入院し、家庭復帰を目的として作業療法を開始した。作業療法開始2か月目に「完全な作品ができない」と訴え、症状が増悪してきた。作業療法士の対応として最も適切なのはどれか。

  1. 1作業種目を変更する。
  2. 2作業療法を中止する。
  3. 3訴えを聞き、経過をみる。
  4. 4担当作業療法士を交代する。
  5. 5できている部分に患者の注意を向ける。

正答5

厚生労働省の公式PDFで問題を見る(第58回 OT 午前 問16)→

解説(Network-Primer独自)

強迫性障害では完璧主義的なとらわれから「完全でなければ意味がない」と感じ、作業が進まなくなることがある。中断や種目変更は回避を助長するため、達成できている部分に目を向けさせ、不完全でも進められる体験を積ませる関わりが有効。

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出典:「第58回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(厚生労働省ホームページ)を加工して作成。

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で無償公開しています。

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)。PT・OT共通問題の解説を監修しています。作業療法士専門分野の解説は当社が独自に作成したもので、作業療法士による監修は受けていません。

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