PT・OT共通問題(基礎医学100問)の対策
理学療法士国家試験と作業療法士国家試験は、午前・午後の問51〜100(各50問)が完全に同一です。第58回から第61回までの8セット400問について、設問文と選択肢5つを正規化して機械照合したところ、400問すべてが一致しました。さらに、公表された正答と採点除外・複数正答の扱いも400問すべてで一致しています。つまり共通問題については、PT受験者とOT受験者はまったく同じ問題を、まったく同じ採点で解いています。
なぜ共通問題が最大の山場なのか
| 見方 | 数字 |
|---|---|
| 1回あたりの出題 | 200問中100問(午前50問・午後50問) |
| 配点 | 1問1点・計100点。280点満点の約36% |
| この問題を解く人 | 理学療法士12,691名+作業療法士5,693名=18,384名(第60回) |
| 4年分の蓄積 | 400問(重複なし) |
受験者数で見ると、共通問題を解く人(18,384名)はPT専門問題を解く人(12,691名)より多いことになります。国家試験の対策は職種別に語られるのが当たり前になっていますが、実際にいちばん多くの受験生が向き合っているのは、この共通100問です。
しかも、設問の不備で採点除外や複数正答になった問題(当サイトでいう「難所」)は、4年分を数えると6割以上が共通問題で起きています。詳しくは 第58〜61回 難所分析 をご覧ください。
共通問題の科目構成(第58〜61回の400問)
| 科目 | 4年計(400問中) | 1回あたりの平均 |
|---|---|---|
| 生理学 | 80問(20.0%) | 約20.0問 |
| 解剖学 | 77問(19.2%) | 約19.2問 |
| 精神医学 | 41問(10.2%) | 約10.2問 |
| 運動学 | 40問(10.0%) | 約10.0問 |
| 病理学 | 26問(6.5%) | 約6.5問 |
| 神経筋疾患 | 23問(5.8%) | 約5.8問 |
| 内部障害 | 22問(5.5%) | 約5.5問 |
| 整形外科 | 19問(4.8%) | 約4.8問 |
| 評価・ADL | 17問(4.2%) | 約4.2問 |
| 発達・小児 | 16問(4.0%) | 約4.0問 |
| 循環器 | 11問(2.8%) | 約2.8問 |
| 脳血管障害 | 9問(2.2%) | 約2.2問 |
| 制度・社会 | 6問(1.5%) | 約1.5問 |
| 脊髄損傷 | 5問(1.2%) | 約1.2問 |
| 老年期 | 5問(1.2%) | 約1.2問 |
| 呼吸器 | 2問(0.5%) | 約0.5問 |
| 義肢装具 | 1問(0.2%) | 約0.2問 |
生理学と解剖学だけで157問、全体の39%を占めます。この2科目に精神医学と運動学を足すと238問で、共通問題の60%。共通問題の対策は、ほぼ基礎医学4科目の対策だと言い切れます。
回ごとの共通問題
| 回 | 実施 | 出題 | 一覧 |
|---|---|---|---|
| 第61回 | 2026年2月 | 100問 | 第61回の共通問題100問 |
| 第60回 | 2025年2月 | 100問 | 第60回の共通問題100問 |
| 第59回 | 2024年2月 | 100問 | 第59回の共通問題100問 |
| 第58回 | 2023年2月 | 100問 | 第58回の共通問題100問 |
科目別に4年分をまとめて解く
- 生理学(80問)
- 解剖学(77問)
- 精神医学(41問)
- 運動学(40問)
- 病理学(26問)
- 神経筋疾患(23問)
- 内部障害(22問)
- 整形外科(19問)
- 評価・ADL(17問)
- 発達・小児(16問)
- 循環器(11問)
- 脳血管障害(9問)
- 制度・社会(6問)
- 脊髄損傷(5問)
- 老年期(5問)
※ 呼吸器・義肢装具 は4年で2・1問と少ないため、個別のページは設けていません。上の回別の一覧からご確認ください。
職種別の対策ページ
- PT国試 科目別インデックス(第58〜61回) — 専門問題を含む理学療法士向け
- OT国試 科目別インデックス(第58〜61回) — 専門問題を含む作業療法士向け
- 科目別出題数データベース(第58〜61回) — 1,600問すべての問題別データ
出典:「第58回〜第61回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)を加工して作成。同一性の照合、科目分類、要旨はNetwork-Primerが独自に行ったものです。受験者数は第60回の公表値です。
出典:「第58回〜第61回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(第61回の公表ページ)を加工して作成
※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で提供しており、営利目的での利用を意図するものではありません。
最終更新:2026-07-29
監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)
本コンテンツは、職員の受験支援用に作成し、実際に社内で使っている教材を公開しています。
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