第59回 作業療法士国家試験 午前 問7

実地(3点)脊髄損傷2024年2月実施採点除外

23歳の男性。プールの飛び込みで頭部を強打し、頸髄損傷(完全麻痺)と診断された。肘関節屈曲は可能で手関節背屈は強い。円回内筋機能は認め、橈側手根伸筋と上腕三頭筋の機能は認めない。手指完全伸展は不可能。Zancolli の四肢麻痺上肢機能分類で最上位の機能残存レベルはどれか。

  1. 1C6A
  2. 2C6BⅠ
  3. 3C6BⅡ
  4. 4C6BⅢ
  5. 5C7A

正答採点除外

採点除外は、全員に得点が与えられるのではなく、その問題自体が採点対象から外れ、満点(分母)が減る扱いです。

厚生労働省の公式PDFで問題を見る(第59回 OT 午前 問7)→

解説(Network-Primer独自)

本問は採点除外となった問題です。採点除外は全員に得点が与えられるのではなく、その問題自体が採点対象から外れ、満点(分母)が減る扱いです。作業療法士は午前7問(実地問題)1問が除外され、満点280点→277点、実地は120点→117点となりました。論点はZancolli分類のC6レベルの細分です。同分類では手関節背屈が強ければC6B、そのうち円回内筋が機能し上腕三頭筋を欠けばC6BⅡとされ、記載の大半はC6BⅡに合致します。しかし設問は「手関節背屈は強い」としながら「橈側手根伸筋の機能は認めない」と述べており、手関節背屈を担う筋がないことになって所見が両立しません。手関節背屈ができないレベルであるC6Aとも読めてしまうため、一意の正解を定められなかったと考えられます。

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この問題の用語:C6BⅡ上腕三頭筋肘関節

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出典:「第59回 理学療法士国家試験、作業療法士国家試験の問題および正答について」(厚生労働省)(厚生労働省ホームページ)を加工して作成。

※ 解説は株式会社Network-Primerが独自に作成したものであり、厚生労働省の公式見解ではありません。本コンテンツは教育目的で無償公開しています。

監修:永岡誠司・津川義弘・田村和久(やしまリハビリステーション)・前田匡史(せと)(いずれも理学療法士・当社勤務)。PT・OT共通問題の解説を監修しています。作業療法士専門分野の解説は当社が独自に作成したもので、作業療法士による監修は受けていません。

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